2024/07/15 不用品処分
個人情報の流出は現代の大きな問題となっていて、企業の不用意や故意による流出をよく見聞きするようになっていて、取り扱いにさらに注意するようになってきています。
しかしながら、これは企業などに限ったことではなく、それぞれの家庭、個人でも重要なことになっているのです。
例えば郵便物などを捨てる時には宛先などを気にして、シュレッダーにかけたりして知られないようにしますが、意外に忘れてしまうものがあります。
ここでは処分する際に個人情報に注意する必要があるものを主要なものをご紹介します。
個人情報に注意する必要があるもの
文書類
銀行関連の書類:口座番号、取引記録などが記載されています。
医療記録:個人の健康状態や治療履歴が含まれています。
公的書類:身分証明書、社会保障関連の文書、運転免許証のコピーなどがあります。
税金関連の書類:所得情報、納税記録などが記載されています。
カード類
クレジットカード、デビットカード:有効期限が切れたカードでも、カード番号や有効期限、セキュリティコードが悪用される可能性があります。
会員カード、ポイントカード:登録されている個人情報が含まれています。
その他のアイテム
ラベル付きの処方薬の容器:個人の医療情報や処方内容が記載されています。
郵便物:古い手紙やカードには住所や個人的なメッセージが含まれることがあります。
電子機器
スマートフォンやタブレット:連絡先、写真、アプリデータ、ログイン情報などが含まれています。
パソコン:ブラウザの履歴、ドキュメント、アカウント情報、メールデータなどが含まれています。
外部ストレージデバイス:USBドライブ、外付けハードドライブには多くの個人情報が保存されることがあります。
処分方法
文書類
シュレッダーで細断したり、個人情報保護スタンプを押すなど物理的に個人情報が確認できないようにしましょう
カード類
ハサミやカードカッターなどで物理的に切断し、特に磁気ストライプやチップ部分を破壊することが重要です。
電子機器
パソコンや携帯電話、スマートフォンなどは新しい機種を購入した時に不要となり、下取りに出したり、買取してもらうことがありますが、その時には個人情報がわからないようにしてから行う必要があります。
日常で個人情報の流出を防いでいても、データが残っていては意味がなくなってしまうので、電子機器はデータを削除してから買い取りなどをしてもらいましょう。
パソコンやスマートフォンなどは新しいほど高い買取査定額となっているので、少しでも早く持って行こうとする人が多いのですが、これらのデータは普通に削除しただけではメモリーに残っていて、バックアップされてしまう恐れがあります。
それゆえ専門店でデータの削除を依頼するか、専用の機械を買ってくる必要があります。
お金がかかってしまう、わざわざバックアップする人などいないと甘く考えているかもしれませんが、個人情報は金銭になり、さらに犯罪に使用されてしまう恐れがあるので注意が必要になります。
そういったことから処分する前に一度チェックするのは当然のことであり、個人情報は結局のところ自分自身で守らなければいけないのです。
ただ世の中の人がすべてコンピューターの技術に精通しているわけではなく、削除の方法が分からないこともあります。
もしも自分でデータの削除を行うのが不安だ、消えたかどうかが分からないといった場合には、専門の業者に依頼することをおすすめします。
費用は掛かりますが、専門の業者に任せればデータの消し忘れがなくなり、個人情報の流出を避けることができます。
個人情報というのは自分自身だけではなく、住所録があれば家族や友人まで知られてしまうので注意してもし足りないということはありません。
自分自身と大切な人を守るために、必ず行うようにしましょう!
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