2024/07/27 生前整理・終活
「終活」というとどういったことを想像されますでしょうか。
「終活」、つまり「終わりの活動」は終活という言葉が普及し始めたばかりの頃は、やはり暗いイメージをお持ちの方が多かったように思います。
しかし、近年この言葉が広まっていくにつれて、そういったマイナスのイメージよりも、「より良い最期を迎えるための準備」というポジティブなイメージに変わりつつあるように思います。
終活、つまり「終わりの活動」は、一見すると重苦しいテーマかもしれませんが、最近では「より良い最期を迎えるための準備」というポジティブなイメージに変わりつつあります。この変化は、人々が終活に対して持つ印象や実際に取り組む理由に大きく影響しています。
みなさんの中でも、終活をして自分の納得のいくような人生の最期を過ごしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
終活は具体的に、遺影の準備や葬儀の事前準備といったものから、生前整理やエンディングノートの作成など様々なものを含みます。これらはすべて、自分自身の人生の締めくくりに向けて、納得のいく形を整えておくためのものです。
何かきっかけがないと、なかなか終活を始めることは難しいですよね。
そこで今回は、多くの方が終活を始めるきっかけについてご紹介したいと思います。
1.子供が家を出て、独立したとき
まず、子供が家を出て独立することは大きな転機となります。
お子さんがいなくなると、これまでのライフスタイルが大きく変化しますよね。
これまでお子さんが中心の生活を送っていた方は、自分自身の時間を十分に確保することができます。
そういった時期に自分自身を見つめ直し、終活を始められる方も多いようです。
またこの時期は、自己再発見の機会として、自分の死生観やこれまでの人生を見つめ直す絶好の機会となります。
2.75歳になったとき
次に、年齢的な節目として75歳があります。
みなさんの中でも、なぜ75歳なのかについて疑問を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
75歳は、後期高齢者医療制度が適用される時期です。
自分の健康と将来についてより真剣に考えるようになるため、終活をスタートする人が増えます。
3.ローンの返済が完了したとき
また、経済的な負担が一段落することも大きなきっかけです。特に住宅ローンは、20代半ばから30代の半ばの間に開始し、30年ほどの長期間にわたって返済していく方が多いですよね。
そういった長年の負担から解放されたときに、ふと自分の最期についてもお考えになる方もいらっしゃるようです。
4.定年退職をしたとき
そして最も一般的なのは、定年退職を迎えたときです。
これまで生活の中心であるといっても過言はないほど、時間と労力を費やしてきた仕事から解放されることに喜びを感じる方も多いことでしょう。
長年勤めた仕事から解放され、これからの人生をどのように過ごすかを考える時、多くの人が自分の最期についても計画を始めます。定年後の時間は、趣味に没頭する楽しい時期であると同時に、人生を振り返り、終活に取り組む適切な時期でもあります。
これからどう過ごしていきたいかを考える良いきっかけになる方が多いようです。
まとめ
終活を始めるきっかけは多岐にわたりますが、それぞれの人にとっての「正しい時期」は異なります。
自分の人生をどう締めくくりたいかを考え、適切な時期に準備を始めることが、自分だけでなく家族にとっても最善の選択となるでしょう。
終活を始めることをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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